キービジュアルデザイン:企画/毛利努 アートディレクション・グラフィックデザイン/藤田恒三
2022年8月5日(金)〜7日(日)の3日間、東急プラザ銀座にて開催された 創業10周年記念プレミアム直売イベント「藤巻百貨展」のキービジュアルおよび場内掲示物のクリエイティブと運営サポートを担当させていただきました。
=受け継がれる技術、日本が誇る伝統・文化をリアルイベントで発信
「日本」をテーマにした逸品のみを取り扱う藤巻百貨店。藤巻百貨“展”では通常WEBでしか見ることのできない日本各地の選りすぐりの逸品を、実際に手に取り、見て・さわって・体験。総勢200ブランドが出品され、普段会うことができない40人以上の職人・クリエイターが大集結しました。
日本が誇る技術や伝統・文化がある一方で、時代の流れと共に後継者問題、模範品問題など多くの課題に直面している現実。藤巻百貨店様は日本のものづくりの可能性を流布すべく、「もの余り時代のもの選び」にチャレンジされ続けております。
会場では一流職人と直接触れ合うこともでき、長年受け継がれている技術や歴史についてプロフェッショナルならではのお話しを伺ったり、素材の味について談笑されたり大盛り上がり。中にはサインを書いてもらい喜色満面な様子のお客様もいらっしゃいました。
=歴史を感じる貴重な技術 数少ない伝統工芸士が巧みに披露
一際賑わっていた実演コーナー。
日本で数えるほどしかいない伝統工芸士が、巧みな技術を披露。
機械による大量生産が当たり前に普及した今、古くから受け継がれる技術で、人の手によって思いを込め制作される姿からは、歴史の重みを感じました。制作過程、とても貴重です。
こちらは尾張名古屋に伝わる「尾張仏具」の 伝統工芸士・野依克彦氏 によるアクセサリーブランド「nanako (和悠庵)」。
会場では野依克彦氏が、仏具や社寺などに取り付く装飾金具「錺金具」の技術を生かした斬新なアイテム“おさかなピンズ”を制作されていました。鑽を打って一つ一つ作り出されていく細かな鱗。想像以上に緻密な作業で、思わず見入ってしまいます。
=見るだけでなく実践!ものづくりの醍醐味を味わえる体験コーナー
実演コーナーの先では、国の伝統工芸品でもある江戸切子やオリジナルの革小物などを作れる体験ワークショップも開催。
直接手ほどきを受け、職人の手仕事をより身近に感じられる貴重な機会です。
子供も大人も没頭して制作している姿が印象的でした。
こういった制作体験は、いくつになっても夢中になってしまいますよね。
画像提供:藤巻百貨店
ものづくりの熱を肌で感じることができた藤巻百貨展。コロナピーク時にもかかわらず、3日間で延べ4000人の方にご来場いただき大盛況のうちに無事終了。
私共も、日本が誇る技術や受け継がれる伝統や、ものづくりの奥深さについて学べる得難い経験となりました。ありがとうございます。
会場で体感して得た知見を活かし、今後もよりレベルの高いブランディングづくり、ペルソナ戦略およびイベントと連動したPR戦略、クリエイティブ制作に取り組んで参りたいと思います。
画像提供:藤巻百貨店
藤巻百貨店の皆さま、創業10周年を記念したイベントの開催おめでとうございました。
中村社長をはじめ、藤巻百貨展関係者の皆さま、職人・クリエイターの皆さま3日間お疲れ様でした。
藤巻百貨展、出品ブランド等の詳細につきましては、こちらにてご覧いただけます。
私どもはイベントとSNSなどマルチチャネルで連動したPR戦略・ブランディング、ストラテジーと連動したロゴ名称の設計やロゴデザインの開発について、数多くの実績と知見がございます。企業や商品のブランド構築でお悩みの方、私どもの事例に興味のある方は弊社担当または弊社のINQUIRY(お問い合わせ)よりお問い合わせください。