明治20年創業「ラトリエ デュ カルターブル」を展開する加藤忠様とアドバイザリー契約を締結させていただきました。

19世紀、1887年(明治20年)に当時の大阪市東区安土町で紙業を営んでいた加藤忠兵衛(かとう ちゅうべえ)氏が、鞄業へと事業転換したことが、株式会社加藤忠のはじまりです。

日清戦争前、日本には鞄の文化が無く、米兵が持っていた便利で目新しい鞄が注目されたことがきっかけで、日清戦争後に革の流通が始まり、加藤忠商店は日本製の鞄を手掛けるメーカーとなりました。

以降、20世紀を通して100年以上もの間、メイドインジャパンにこだわって、鞄作りにまつわる皮革縫製技術の蓄積と伝承に尽力に努めました。

21世紀に入ると、耐久性とデザイン実現の要求度が高いランドセルづくりに、そのノウハウを注ぎ込むことで、大手高級デパートのプライベートブランドや、国内外多数のファッションブランドの理念や世界観を妥協なく細部まで表現できるランドセル業界のメゾン・ド・クチュールとして、新入学を迎える家族の笑顔に貢献。

近年は上記の提携ブランドに加え、最高級のメゾンとして、素材とデザイン性、ファクトリー技術を駆使した自社ブランドをローンチ。さらには青山通りに直営セレクトショップ「ラトリエ デュ カルターブル」を展開し、少子化といわれるマーケット下においても、ポジティブで秀でた存在感を示しています。

また、2016年よりパリを拠点にグローバルを視野に入れたブランディングをスタート。ヨーロッパ最大級のインテリアの祭典メゾン&オブジェ、子供服の祭典プレイタイムに出展。フランス仕様の子供用、大人用のランドセルを開発し、商品化を実現しました。ランドセルのような通学背負式のバッグは現在、イギリス・韓国・ノルウェーなどの学校で導入されていますが、これらの国に加え、ランドセルの精神と文化を世界に広めていく活動もしています。

私どもは加藤忠様の歴史と事業展開に加え、日本人が持つ「物を大切にする価値観の素晴らしさ」や、大切な我が子の人生の門出に贈るランドセルに込めた「家族の願いや喜びの尊さ」を、同社の理念である「豊かな文化 愛を広める」になぞらえて、新しい企業価値、事業価値、社会価値を生み出すプロジェクトの支援をしてまいる所存です。

加藤忠様のこれからの展開に是非ご注目ください。

同社の詳細は加藤忠HPラトリエデュカルターブルにてご覧ください。

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